和歌山母親大会

平和・憲法を守る母親運動

武器はいらない!核もいらない!

夫を、子どもを、恋人を、兄弟を、どうして戦争に行かせることがで きるでしょう。母親大会は、ひたすら「武器も核もいらない!」と叫び続 けて行動してきました。

(資料)県母連冊子『わたしたちはあゆみつづける』より

  • 1977年、78年12月8日、雑炊を食べながらの「戦争を語る会」や平和についての話し合いを持ちました。それ以来、毎年、この日、平和行動として「赤紙配り」をしています。
  • 日本母親大会連絡会から提起された平和はがき運動(1980年)は、各地域・各職場で大きくとりくまれました。教え子の親に、毎日10通ずつ手紙を書き、はがきを送り続けた教師。「平和ニュース」を発行して宣伝した母連。創意ある運動を展開しました。
  • 第二回国連軍縮特別総会への「核兵器完全禁止と軍縮を要請する国民署名」は、県母連として、11、884名の署名を集めました。
  • 平和自治体宣言を求める交渉を県や市町村へ長年続けてきています。1985年10月現在、2市2町(新宮、有田、湯浅、串本)が決議をあげています。
  • 核兵器全面禁止署名推進委員会や国家機密法阻止県民会議に団体加盟し、署名等に取り組みました。

12.8母親・女性の平和行動(赤紙配布)

1977年以来、「武器はいらない 核もいらない12.8平和を守る全国母親連鎖行動」として、毎年取り組まれてきました。 和歌山県でも、県母連を先頭に、8郡市母連で平和行動に取り組んできました。駅前や商店街、役所前、スーパーマーケットなどで街頭宣伝活動をしたり住宅地でポストインしたりと、地域の実情に合わせて行動してきました。和教組女性部や和高教女性部などは、各職場で女性教職員中心に赤紙を送付し、新婦人でも、地域によって新婦人新聞に折込みをしたりしてきました。赤紙ちらしを使って学習会をする地域・団体もありました。

ここ数年は、安倍自公政権によって、あからさまな「戦争できる国づくり」政策が推進される中で、「平和な日本を!」「憲法を活かした政治を! 外交を!」との声を大にしながら赤紙を手渡しています。2016年の全地域の平和行動を集約すると、県下42か所で赤紙8700枚を配布しました。

(資料)赤紙表面

(資料)赤紙裏面

米軍輸送機オスプレイの低空飛行訓練を中止し、普天間基地からの撤去を要請

(資料)

2013年3月6日

内閣総理大臣 安倍晋三 様

和歌山県母親大会連絡会

会 長

オスプレイの低空飛行訓練を即時中止し、配備の撤回を求めます

開発段階から墜落死亡事故を繰り返してきたアメリカ海兵隊輸送機オスプレイが、沖縄県民、日本国民の多くが反対するなか、普天間基地に強行配備されてきました。

配備以来、保育所、学校、住宅地の上を我がもの顔で低空飛行しています。住民の方々、とりわけ幼い子どもたちにとって、空からの威圧感や騒音に脅かされ続け、生命の危険を感じる日々はどのようなものかと心が痛み、憤りを感じます。 さらに今回は、オスプレイを数機、岩国基地に移し、そこを拠点にイエロールート或いはオレンジルートで「低空飛行訓練」を、さらには、「夜間飛行訓練」も行うことを知りました。

日本国民として、和歌山県民として、これ以上オスプレイの低空飛行訓練を実施することは絶対に認められません。国は国民を守る責任を果たす立場に立ち、低空飛行訓練を即時中止するとともに、沖縄・普天間に配備されているオスプレイを直ちに撤去するよう、アメリカに求めることを強く要請します。

決議・平和日本のあり方を大転換させ、海外で戦争する国にする「戦争法案」に反対

2015年6月13日

内閣総理大臣

安倍 晋三 様

平和日本のあり方を大転換させ、 海外で戦争する国にする「戦争法案」に反対します

わたしたちは、5月17日(日)、東牟婁郡太地町において、第60回和歌 山県母親大会を開催しました。その準備の最中、「戦争法案」の閣議決定 ・国会提出のニュースが入ってきました。 大会当日、午前中は12の分科会に分かれて、願いや想い、要求を話し 合いました。午後は、「へいわって どんなこと?」と題して、絵本作家 の浜田桂子氏の講演を聴きました。一日の話し合いと学習を通じて、参加 者の心は、70年間、「殺さない権利」を国民に保障してきた憲法9条を 絶対変えてほしくない思いを強くしました。

わたしたち母親・女性は、「生命(いのち)を生みだす母親は生命を育て 生命を守ることをのぞみます」の一つの想いで結ばれて歩んできました。 「子育て、教育、くらし、社会保障、食の安全、平和」への願いや要求は、 現憲法の人権条項の条文の一つひとつをきちんと政治に生かしていけば実 現していくことを確信しています。 よって、壊憲も、改憲も、絶対反対です。

「集団的自衛権の行使容認を含む戦争法案」が日本の国会で審議もされ ていないのに、アメリカの議会で、「夏までに必ず成立させる」と首相が 公約するなど前代未聞のことです。アメリカが世界で引き起こすあらゆ る戦争に自衛隊が参戦・軍事支援していく「戦争する国」にしないで下 さい。

わたしたち母親・女性は、愛する人や子・孫を「殺し殺される戦場」に は行かせたくありません。これまでのどの世論調査でも、安倍内閣の「戦 争準備政策」への国民の不安や反対の声が常に多数です。 真摯に国民の声に耳を傾け、憲法9条に基づいて日本だからできる平 和外交の道を進めていくことを強く望み、この法案の廃案を求めます。

第60回和歌山県母親大会実行委員会

憲法違反の「戦争法案」は廃案に ~県母連の平和宣伝行動~

日 時
2015年9月5日(土) 12:35集合 12:40~13:20
場 所
JR和歌山駅前(近鉄側)
取組み
母連の桃太郎旗を立て、手作りの横断幕を掲げて、プラカードをゼッケンのように胸にかけて、マイク宣伝をしながら、赤紙配布署名活動などに取り組みました。
結 果
参加人数 18名(和歌山市の新婦人・年金者組合の方も参加して下さり、心強かったです。)
赤紙配布数
200枚
署名数
80名
様 子
昼間の買い物客、高校生、乗降客、会社員風の男女等が通りました。ちらしを取る人取らない人は、いつもの通りですが、200枚の配布は、40分の予定の中で、30分くらいで終了しました。
署名も、避けて通りすぎる人はもちろん多いのですが、比較的若い世代が署名をしてくれたようでした。2人ほど、「あんたらはまちがっている!」「そこに書いていることは違う!」と、鋭い言葉を投げかけていく人もいました。9月13日には、今年5月に、50年ぶりに県大会を開催した新宮東牟婁地方でも、郡市母連が同様の取組みを予定しています。
9月19日未明、国民の反対の声を無視し、自公政権は、「安保関連法(=戦争法)」を強行採決しました。
総がかり実行委員会が提起した「戦争法廃止」2000万署名に、秋からずっと県母連も取り組んでいます。