6月19日(日)和歌山市・プラザホープを会場として、 第66回和歌山県母親大会を開催しました。 3年ぶりに分科会を設定し、初めてオンライン配信にも取り組みました。 全県からのオンライン参加者は100名近くになりました。

今年(2022年)の和歌山県母親大会は、プラザホープ和歌山でお会いしましょう

2年半にもわたる新型コロナ感染拡大の事態は、私たちの日常生活をすっかり変えてしまいました。

くらしにくい、働きにくい、生きづらい思いを今まで以上に募らせながら、みんなで集うこともままならず、息を詰めるように毎日を過ごしてきました。

でも、そんな状態を長く続けていると、体力が衰え、心も萎えてしまいそうです。

今年は、工夫して集まりましょう。午前の分科会も5つ設定し、そのうち2つは、オンライン併用とします。

午後の全体会は、もちろんオンライン併用です。会場へ来るもよし、オンライン参加もよしです。ぜひ参加してください。

『自由、平等、多様性が尊重される平和な日本・世界を願って集い、元気になろう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・私たち母親・女性は、歩み続けます。

何があったというのだろう、まるで唐突にしか見えなかったロシアのウクライナ侵略は、驚愕と怒りと絶望に近い悲しみさえもたらしました。

長く水面下での対立や勢力争いが続いていたのかもしれませんが、その過程で戦争に至らない解決への道はなかったのでしょうか。

しかも、長期化の様相になってきています。一日も早い戦争終結を願うばかりです。

国内では、この侵略戦争に絡めた憲法改悪の極めて危険な動きや軍事費増大の声が出ていますが、それを許さず、平和憲法に基づく国内政治と外交、核兵器禁止条約の実効、気候危機への対応、ジェンダー平等社会の実現をめざして行動していきたいと思います。

この度、私たちがずっと反対の声を上げ続けてきた「IRカジノの和歌山県への誘致問題」がとん挫したことは、住民の粘り強い運動が実ったとうれしく思いほっとした次第です。

これからも、「だまされない」「あきらめない」「立ち止まらない」で、「女性の・女性による・みんなのための要求運動(母親運動)」を粘り強く続けていきましょう。

「やっぱり元気になれる」母親大会をめざして

母親大会の始まりは、1954年3月、アメリカの水爆実験による死の灰を浴びたマグロ漁船の乗組員が被爆死したことへの抗議と原水爆への反対運動からでした。

アメリカは、戦後すぐから太平洋上で水爆実験を繰り返し、そのたびに島々の国や多くの漁船、日本全土にも死の灰を降らせましたが、その危険な真実は何も知らされませんでした。

しかし、事実を知った人々は抗議の声を挙げ、原水爆反対運動は日本全土に広がりました。

中でも、新しい憲法によって初めて人としての権利を得た女性・母親たちが、その中心となったのです。

街に出て初めて署名を呼びかける声も手も、緊張で震えたそうです。

そこから、全国で、地域で、「生命(いのち)」を唯一のスローガンとして毎年集い、要求運動や様々な活動を交流し励まし合って、また各地で母親運動を広げ、要求を実現し続けてきました。

和歌山県母親大会も、歴史と運動を重ね、今年66回を迎えます。

母親大会の原点を大切にし、身近な運動や要求に根ざしながら、“今”を映し出す「元気になれる」母親大会を創り上げたいと思います。

〇分科会 5つに限定し、次のような分科会を考えました。
・『わが青春つきるとも―伊藤千代子が生きた戦前の時代と今
・子どもの健やかな育ちを願って―それぞれの立場で
・命が守られる医療とは―
・女性と人権について語ろうージェンダー平等とは?
・SDGSについて学び、「できる」を考えよう
〇全体会 記念講演 講師 和田 武 氏
(和歌山大学客員教授 元環境学会会長 自然エネルギー市民の会代表)

環境問題の第一人者です。和歌山市出身。立命館大学教授を退職後、さまざまな役職を経て、現在は、和歌山大学客員教授です。
気候危機を乗り越えるためには、何を、どうすればいいのか、お話をしていただきます。楽しみですね。
〇参加協力費 500円(*1日/午前のみ/午後のみの参加は自由です。)
*参加申し込みは、「 お問い合わせフォーム 」からでもできます。
〇その他 会場までのアクセス。
*JR和歌山駅から、徒歩で15分 バスで北出島下車
*駐車場 プラザホープ、ビッグホエール等の駐車場
*保育 (今年は設けていません)
*少しだけバザー商品を用意する予定です。
第65回和歌山県母親大会 第64回和歌山県母親大会in橋本市 第63回和歌山県母親大会in日高川町 第62回和歌山県母親大会in紀の川市